キッチンは対面式でしたが、吊戸があるためダイニング・リビングとはつながりが感じられない閉鎖的な空間でした。
システムキッチンをペニンシュラ型に変更することで、キッチンとダイニング・リビングの空間が一体感を持ち、広がりが感じられるようになりました。
吊戸をなくした分、キッチン背面にはたっぷりと収納を設けています。

リビングの天井、また壁のアクセントに無垢の板材を張ることで、深みが感じられる空間になっています。
また壁も調湿効果や消臭効果のあるシラス左官壁を採用して、空気の質にもこだわりました。

リビングには南側に面して窓があり、その向こうには庭が広がっていますが、あまり利用する機会がありませんでした。
南側の窓を全開口サッシ（ワイドスライディング）に交換することで、屋外の空間と一体感が感じられるようになり、またウッドデッキ（リウッドデッキ）と屋根を設けて、お茶を飲んだり、趣味のDIYをしたり…と屋外でもくつろげるような空間づくりも心掛けました。

玄関ドアは2枚引き込みのタイプにすることで、使いやすく、また開口の幅も大きくなりました。
玄関ポーチの階段はスロープにすることでバリアフリー化を考慮しています。